問題番号 : 105D35

15歳の男子。不登校を心配した母親に伴われて来院した。10歳時に急に首を傾けたり,顔をしかめたり,咳払いや「オッ」という声を発作的に発したりするようになった。自分では制御できずに卑猥な言葉も発するようになった。緊張すると顔しかめや発声の発作が増えるため,学校では奇異な目で見られ,いじめられた。2年前から欠席が目立ち始め,1か月前から不登校となった。身体所見に異常を認めない。尿,血液および血液生化学所見に異常を認めない。頭部CTと脳波とに異常を認めない。
 治療薬として適切なのはどれか。

正解
d
国試正答率
90%

Assessment
①10歳で発症した15歳の男児 ⇒ 年齢特異的で男性に多

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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