問題番号 : 105D23

62歳の女性。めまいを主訴に来院した。今朝,目が覚めて起き上がろうとしたとき,周りがぐるぐる回る激しいめまいと嘔気とを自覚した。めまいは臥位安静によって数十秒で軽快する。頭痛,耳鳴,難聴および四肢の筋力低下を認めない。頭位変換眼振検査で左下懸垂頭位にて時計回り,右側臥位にて反時計回りの減衰する回旋性眼振を認める。
 考えられるのはどれか。

正解
e
国試正答率
99%

Assessment
①起き上がろうとしたとき,周りがぐるぐる回る ⇒ 体位変

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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