問題番号 : 105B45

55歳の男性。健康診断で白血球増多を指摘され来院した。自覚症状は特にないという。身長168 cm,体重65 kg。体温36.6℃。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,右肋骨弓下に肝を2 cm,左肋骨弓下に脾を2 cm触知する。血液所見:赤血球475万,Hb 13.4 g/dL,Ht 43%,白血球23,000(前骨髄球2%,骨髄球5%,後骨髄球3%,桿状核好中球12%,分葉核好中球58%,好酸球6%,好塩基球4%,単球3%,リンパ球7%),血小板54万。
 次に行う検査として適切なのはどれか。

正解
b
国試正答率
95%

Assessment
①自覚症状のない白血球増加
②肝脾腫 ⇒ 血液疾患の存在

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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