58歳の女性。腹痛を主訴に来院した。2年前に胃切除術を受け,以後順調に経過していた。昨夜突然,腹痛が出現し,周期的に増強するようになった。意識は清明。身長155 cm,体重48 kg。体温36.8℃。脈拍96/分,整。血圧112/84 mmHg。腹部はやや膨隆し,腹部全体に圧痛を認めるが,Blumberg徴候と筋性防御とは認めない。肝・脾を触知しない。腸雑音は亢進している。尿所見:蛋白(-),糖(-)。血液所見:赤血球346万,Hb 9.7 g/dL,Ht 28%,白血球9,100,血小板16万。血液生化学所見:血糖106 mg/dL,総蛋白7.1 g/dL,アルブミン4.0 g/dL,尿素窒素19 mg/dL,クレアチニン1.1 mg/dL,総コレステロール211 mg/dL,総ビリルビン1.0 mg/dL,AST 35 IU/L,ALT 38 IU/L,LD 346 IU/L(基準176~353),ALP 224 IU/L(基準115~359),Na 134 mEq/L,K 4.1 mEq/L,Cl 96 mEq/L。CRP 1.2 mg/dL。腹部エックス線写真を別に示す。
対応として適切なのはどれか。