問題番号 : 105A56

29歳の女性。不妊と月経不順とを主訴に来院した。身長152 cm,体重65 kg。内診で子宮は正常大である。経腟超音波検査で両側卵巣は軽度に腫大している。基礎体温は一相性で,黄体ホルモン剤投与で消退出血を認める。血中ホルモン所見:LH 12.4 mIU/mL(基準1.8~7.6),FSH 7.2 mIU/mL(基準5.2~14.4),テストステロン100 ng/dL(基準30~90),エストラジオール60 pg/mL(基準25~75)。
 まず行うべき対応で適切なのはどれか。2つ選べ

正解
a, b
国試正答率
65%

Assessment
 典型的な多嚢胞性卵巣症候群〈PCOS〉の症例である。P

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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