82歳の男性。尿量の減少と全身倦怠感とを主訴に来院した。3年前に胃癌にて胃全摘術を受けたが,受診は2年前から中断している。意識は清明。体温36.7℃。血圧144/94 mmHg。上腹部に手術痕を,両下肢に強い浮腫を認める。その他の身体診察所見に明らかな異常を認めない。血液所見:赤血球362万,Hb 10.8 g/dL,Ht 28%。血液生化学所見:尿素窒素40 mg/dL,クレアチニン2.8 mg/dL,総ビリルビン1.0 mg/dL,AST 38 IU/L,ALT 42 IU/L,Na 132 mEq/L,K 5.6 mEq/L,Cl 98 mEq/L。腹部超音波検査で膀胱内に尿を認めない。胸部エックス線写真にて心胸郭比58%。胸部単純CTを別に示す。
まず行う処置として適切なのはどれか。