28歳の女性。食後の腹部膨満感を主訴に来院した。1か月前から2週間にわたり,南アジアを旅行した。帰国3日前から,1日2,3回の軟便と食後の腹部膨満感とが出現し,帰国後も10日以上持続したため受診した。体温36.4℃。脈拍88/分,整。血圧120/70 mmHg。腹部に圧痛を認めない。腸雑音は軽度亢進している。血液所見:赤血球390万,Hb 11.2 g/dL,Ht 34%,白血球6,500,血小板32万。血液生化学所見:尿素窒素20 mg/dL,クレアチニン0.4 mg/dL,AST 31 IU/L,ALT 40 IU/L,LD 203 IU/L(基準176~353),ALP 344 IU/L(基準115~359),Na 140 mEq/L,K 4.0 mEq/L,Cl 101 mEq/L。CRP 0.4 mg/dL。便の顕微鏡写真を別に示す。
診断はどれか。