問題番号 : 105A25
56歳の男性。皮膚の角化性紅斑を主訴に来院した。2年前から手指の関節と手関節とに痛みと腫脹とがあり治療を受けていた。最近,手指の爪に変形が生じ,頭部,四肢関節部および臍部に境界明瞭な角化性紅斑が生じてきた。リウマトイド因子〈RF〉陰性。手指と腹部の写真(A)と紅斑部の生検組織のH-E染色標本(B)とを別に示す。 最も考えられるのはどれか。
画像診断:上画像参照。Assessment:
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。