問題番号 : 104I73

68歳の女性。発熱と発疹とを主訴に来院した。6日前に淡い紅斑が出現したが,2日で消退した。昨日から39℃台の発熱と全身に点状紅斑とが多数出現している。てんかんのためカルバマゼピンを内服している。白血球17,000(好酸球24%)。血液生化学所見:AST 80 IU/L,ALT 98 IU/L。CRP 3.5 mg/dL。粘膜疹を認めない。咽頭培養は陰性。血中抗HHV-6抗体の上昇がみられる。
 考えられるのはどれか。

正解
c
国試正答率
61%

Assessment
①39℃台の発熱と全身に点状紅斑 ⇒ 薬疹やウイルス性感

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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