問題番号 : 104I58

49歳の女性。右の片麻痺と難聴とを主訴に来院した。幼児期から体格が小さく疲労しやすかった。学業も次第に不振となった。35歳ころから徐々に難聴が出現し,38歳ころから知能低下が出現した。47歳のときに右の片麻痺が出現し1か月後に回復した。その後,時々意識消失発作,発作性の頭痛などの症状を伴うようになった。1週前から再び右片麻痺が出現した。身長140 cm,体重32 kg。知能低下(IQ 39),右同名半盲,両側性感音難聴,右不全片麻痺,構音障害,小脳性運動失調,全身の筋力低下および筋萎縮を認める。姉に同様の症状を認める。
 診断に有用なのはどれか。2つ選べ

正解
a, b
国試正答率
77%

Assessment
①49歳の女性,右の片麻痺と難聴 ⇒ 成人,片麻痺と難聴

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る