問題番号 : 104I54

60歳の男性。1年前からの頻尿と排尿困難とを主訴に来院した。直腸診で前立腺は鶏卵大で,硬結を認めない。尿所見と血液所見とに異常を認めない。PSA 2.4 ng/mL(基準4.0以下)。排尿日誌で1回排尿量200~250 mL,昼間排尿回数10回,夜間排尿回数2回。国際前立腺症状スコア15点(軽症0~7,中等症8~19,重症20~35)。QOLスコア4点(軽症0~1,中等症2~4,重症5~6)。腹部超音波写真を別に示す。前立腺の長径は53 mm,短径は51 mm及び前後径は52 mmである。
 次に行うのはどれか。

正解
c
国試正答率
74%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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