41歳の男性。発熱を主訴に来院した。1か月前に左眼の視力低下を認め,自宅近くの診療所で左内頸動脈閉塞症と診断された。1週前から38℃台の発熱,頭痛および全身の紫斑が出現した。また,このころから一過性せん妄を認めるようになった。意識は清明。身長168 cm,体重72 kg。体温38.6℃。脈拍108/分,整。血圧120/64 mmHg。著明な貧血と四肢を中心にした紫斑を認める。神経学的所見に異常を認めない。血液所見:赤血球194万,Hb 5.4 g/dL,Ht 18%,網赤血球7.5%,白血球9,300(桿状核好中球6%,分葉核好中球58%,好酸球2%,好塩基球1%,単球11%,リンパ球22%),破砕赤血球+,血小板1.3万,PT 12.0秒(基準10~14),APTT 30.4秒(基準対照32.2)。血液生化学所見:クレアチニン1.8 mg/dL,総ビリルビン2.9 mg/dL,直接ビリルビン0.7 mg/dL,AST 42 IU/L,ALT 30 IU/L,LD 1,852 IU/L(基準176~353)。頭部単純CTで異常を認めない。
対応として適切なのはどれか。