問題番号 : 104H24

22歳の男性。自宅に引きこもっていることを心配した両親に伴われて来院した。大学在学中の21歳時に,「監視されている」と被害的になり幻聴に従った行動をとるようになったため6か月入院した。退院後,医療機関を受診しないで半年自宅に引きこもっている。大学は休学している。身長173 cm,体重68 kg。会話は成立するが,感情の抑揚に乏しく意欲発動性に欠ける。神経学的所見,血液所見,血液生化学所見,脳波および頭部単純CTに異常を認めない。
 心理・社会的接近として適切でないのはどれか。

正解
e
国試正答率
96%

Assessment
 自宅に引きこもる,感情の抑揚が乏しい,意欲発動性に欠け

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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