問題番号 : 104G56

76歳の男性。尿回数の減少と腹部膨満感とを主訴に来院した。昨年までの健康診断で異常を指摘されたことはない。4日前から尿量が減少し,2日前から排尿がない。本日から腹部膨満感も自覚するようになった。意識は清明。血圧148/76 mmHg。下腹部の膨隆と下腿の軽度の圧痕浮腫とを認める。血液生化学所見:尿素窒素30 mg/dL,クレアチニン2.2 mg/dL,Na 136 mEq/L,K 5.1 mEq/L,Cl 108 mEq/L。
 まず行うのはどれか。

正解
b
国試正答率
99%

Assessment
①76歳の男性,2日前から排尿がない ⇒ 高齢男性にみら

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る