問題番号 : 104G48

53歳の男性。会社員。連日深夜まで働いていたが,1か月前に脳出血をきたし片麻痺を生じた。歩行が困難である。一時は気が滅入りがちであったが,妻の励ましもあり現在は意欲的にリハビリテーションに取り組んでいる。仕事は休職している。
 この患者の状態と対応する国際生活機能分類〈ICF〉の項目の組合せで誤っているのはどれか。

正解
b
国試正答率
58%

選択肢考察
(解答率:○a 10.7%,×b 58.3%,○c 2.9%,○d

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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