問題番号 : 104E49

2歳5か月の男児。歩き方がおかしいことを主訴に来院した。妊娠と分娩経過とに異常はなかった。出生体重3,620 g,身長54 cm。離乳食を6か月ころから開始したが,嫌がって食べようとしなかったため離乳を断念し,2歳過ぎまで母乳とお茶のみを与えていた。最近も米,パン及び麺類は食べるが,おかずは食べようとしない。身長85 cm(-1.2 SD),体重13 kg(+0.1 SD)。O脚を認める。血液所見:Hb 13.4 g/dL,白血球7,800,血小板23万。血液生化学所見:総蛋白6.4 g/dL,AST 23 IU/L,LD 223 IU/L(基準334~742),ALP 3,650 IU/L(基準322~990),Ca 5.1 mg/dL,P 2.4 mg/dL。手根部エックス線写真を別に示す。
 この患児にあてはまるのはどれか。

正解
e
国試正答率
23%

Assessment
①2歳まで母乳とお茶のみ,炭水化物のみ摂食する
②低身長

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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