問題番号 : 104E44

2歳6か月の男児。発熱と不機嫌とを主訴に来院した。一昨日から不機嫌で,39℃台の発熱を認める。身長90 cm,体重12.2 kg。体温38.8℃。呼吸数36/分。脈拍120/分,整。血圧106/68 mmHg。意識は傾眠状態。顔色不良で顔貌は無欲状である。咽頭発赤を認めるが,鼓膜の発赤はない。仰臥位で頸部を前屈させると抵抗を感じる。股関節を屈曲位にして膝関節を他動的に伸展すると抵抗があり伸展できない。
 この患児でみられるのはどれか。2つ選べ

正解
b, d
国試正答率
98%

Assessment
①2歳6か月,発熱,不機嫌,傾眠状態 ⇒ 中枢神経感染症

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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