問題番号 : 104D59

58歳の男性。言動を心配した妻に伴われて来院した。50歳時に手指振戦が出現しParkinson病と診断されてL-dopaによる治療が開始された。56歳時には,身体の硬さが気になってL-dopaの増量を医師に懇願し,どんどん増量された。1年前ころから,「自分が心で考えていることをテレビに出ている人が察知している」と思いはじめ,被害的な内容の幻聴が聞こえ出した。会社は休みがちとなって自ら退職したが,気分は高揚してパソコンにかじりつき,昼夜逆転の生活になった。インターネットに没頭して高額の物を購入する。性的欲求が亢進して妻に迫るようになり,拒まれると怒り出す。
 対応として適切なのはどれか。

正解
d
国試正答率
90%

Assessment
 Parkinson病は,神経変性疾患のなかでは治療法が

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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