問題番号 : 104D58

38歳の女性。言動の変化を心配した夫に伴われて来院した。1年前に,特にきっかけもなく元気がなくなり2か月ほど寝込むことがあったが,特に治療も受けずに回復した。1か月前から口数が多くなり,易刺激的で怒りやすく,活動的となった。町へ出て大量に衣服を購入し,夜も眠らずインターネット販売に手を出して高額の買い物をするようになった。身体疾患の既往歴と精神作用物質の使用歴とはない。
 治療薬として適切なのはどれか。

正解
d
国試正答率
96%

Assessment
 「1年前に,特にきっかけもなく元気がなくなり2か月ほど

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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