問題番号 : 104D34

42歳の女性。多尿と易疲労感とを主訴に来院した。 1年前の離婚を契機に,頻回に飲水を行うようになった 夜間の排尿は1回程度,日中は30分から1時間ごとである。意識は清明。身長165 cm,体重46 kg。脈拍64/分,整。血圧96/62 mmHg。胸部と腹部とに異常を認めない。下腿に浮腫を認めない。尿所見:蛋白(-), 糖(-)。尿浸透圧検査: 来院時120 mOsm/kgH2O 水制限試験後650 mOsm/kgH2O バソプレシン5単位皮下注射後680 mOsm/kgH2O
  治療として適切なのはどれか。2つ選べ

正解
a, c
国試正答率
96%

補助線モードの解説:

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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