問題番号 : 104B47

55歳の女性。高血圧管理のための定期診察で来院した。診察後,「同居している80歳の義母の物忘れがひどくなり,日中のパートの仕事に安心して出かけられなくなりました。この状況を改善するために,よい助言はありませんか」と相談を受けた。3か月前に,義母がコンロの火を消し忘れたことがあって以来,台所仕事をさせないようにしている。最近では「今日の日付がわからない」,「財布をどこに置いたかわからない」と訴えることが増えているという。
 相談者に対する対応として適切でないのはどれか。

正解
a
国試正答率
72%

選択肢考察
(解答率:×a 72.3%,○b 7.1%,○c 13%,○d 2

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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