問題番号 : 104A58

68歳の男性。就寝中の行動を心配した妻に伴われて来院した。週に数回,就寝後1時間半ほどすると大声をあげ,むっくと起き上がって何かと戦っているような行動をするようになった。妻が制止すると我に返り「夢を見ていた」と言い,再び就寝し翌朝には夢の中でのことだったと記憶している。日中の行動異常は全くない。身体的には体が固く,動作が遅くなったといい,物忘れを自覚している。身長168 cm,体重60 kg。四肢に筋固縮を認める。Mini-Mental State Examination〈MMSE〉では21点(満点30)。血液所見,血液生化学所見,脳波および頭部単純MRIに異常を認めない。
 この患者の睡眠障害はどれか。

正解
e
国試正答率
84%

Assessment
 寝てから1時間半後つまり睡眠周期の1時間半に同期してレ

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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