問題番号 : 104A49

25歳の男性。歩行障害を主訴に来院した。昨夜,夕食後2時間卓球をして就寝した。今朝から四肢がだるく,力が入らないことに気付いた。その後,次第に筋力低下と倦怠感とが強くなり,歩行不能となった。10か月前にも会社のスポーツ大会があった日の深夜に同様の症状があったが,翌日の午前中には回復していた。意識は清明。脈拍104/分,整。腱反射は消失している。感覚障害はない。食事はきちんととっているが,体重は1年で6 kg減少している。血液生化学所見:総コレステロール120 mg/dL,AST 25 IU/L,ALT 16 IU/L,CK 76 IU/L(基準30~140),Na 145 mEq/L,K 2.1mEq/L,Cl 105 mEq/L。
 最も考えられるのはどれか。

正解
c
国試正答率
95%

Assessment
①25歳の男性,歩行障害 ⇒ 若年者の歩行障害
②昨夜,

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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