問題番号 : 104A46

25歳の男性。両眼の視力低下を主訴に来院した。数年前から,季節に関係なく眼の痒みが続いている。顔面皮膚はびまん性に潮紅しており,頸部皮膚に色素沈着を認める。視力は右0.9(矯正不能),左0.8(矯正不能)。眼瞼結膜に充血と乳頭増殖とを認める。細隙灯顕微鏡検査で,角膜に異常はなく,水晶体の混濁を認める。眼底検査で,右眼眼底周辺部に限局性の網膜剝離を認める。
 合併が疑われる疾患はどれか。

正解
a
国試正答率
94%

診断:白内障,網膜剝離

選択肢考察
(解答率:○

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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