問題番号 : 104A44

48歳の男性。動悸,頭痛および発汗を主訴に来院した。1年前の健康診断で高血圧を指摘されたが,放置していた。身長168 cm,体重69 kg。体温36.8 ℃。脈拍88/分,整。血圧168/104 mmHg。血液生化学所見:Na 142 mEq/L,K 4.5 mEq/L,尿中アドレナリン102 μg/日(基準1~23)。腹部単純CTで副腎部に4×6 cmの腫瘤を認める。
 検査として有用なのはどれか。2つ選べ

正解
a, e
国試正答率
36%

Assessment
①動悸,頭痛および発汗 ⇒ 自律神経失調や甲状腺機能亢進

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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