問題番号 : 104A39

20歳の女性。便秘,皮膚乾燥および1年間の無月経を主訴に来院した。既往歴に特記すべきことはない。高校卒業後,食行動の異常を認め,体重は極端に減少した。両親と弟との4人家族。母親との間に強い葛藤があり,日常会話は極めて少ない。意識は清明。身長162 cm,体重38.5 kg。体温35.8 ℃。脈拍56/分,整。血圧92/56 mmHg。
 この疾患で認められるのはどれか。

正解
a
国試正答率
88%

Assessment
 便秘,皮膚乾燥,徐脈を認めることから,汎下垂体機能低下

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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