問題番号 : 104A34

生後12日の新生児。出血斑を主訴に来院した。在胎40週2日,体重3,300 gで出生した。出生時から左大腿部に直径5 cmの暗赤色の腫瘤があり,血管腫の疑いにて経過観察とし,生後6日目に退院した。生後8日から顔面と前胸部とに出血斑が出現し,増加してきた。血液所見:赤血球280万,Hb 8.5 g/dL,Ht 25%,白血球5,800,網赤血球8.3%,血小板8,000,PT 16.2秒(基準12.2),APTT 65.4秒(基準対照32.2)。血液生化学所見:AST 56 IU/L,ALT 23 IU/L。CRP 0.1 mg/dL。
 この疾患でみられる検査所見はどれか。

正解
c
国試正答率
91%

Assessment
①生後12日,出血斑 ⇒ 年齢に特徴的な凝固障害
②出生

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る