74歳の男性。黄疸と灰白色便とを主訴に来院した。意識は清明。身長167 cm,体重56 kg。 体温37.6℃。脈拍80/分,整。血圧124/68 mmHg。眼瞼結膜に貧血を認めない。眼球結膜に黄染を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。 腹部は平坦,軟。上腹部に軽度の圧痛を認めるが,反跳痛や筋性防御を認めない。肝・脾を触知しない。腫瘤を触知しない。血液所見:赤血球410万,Hb 12.8 g/dL,Ht 37%,白血球10,700,血小板21万。血液生化学所見:総蛋白6.7 g/dL,アルブミン2.8 g/dL, 総ビリルビン14.2 mg/dL,直接ビリルビン10.0 mg/dL, AST 125 IU/L,ALT 278 IU/L, ALP 1,240 IU/L(基準115~359), γ-GTP 1,440 IU/L(基準8~50),アミラーゼ125 IU/L(基準37~160)。免疫学所見: CRP 0.2 mg/dL, CEA 15.3 ng/mL(基準5以下), CA19-9 15,380 U/mL(基準37以下)。 内視鏡的逆行性胆管膵管造影写真〈ERCP〉を別に示す。
処置としてまず行うのはどれか。