問題番号 : 103I73

43歳の男性。めまいのため搬入された。6日前から微熱がありのどが痛く,風邪だと思ったが放置していた。今朝,目が覚めたら天井が回る感じがして,立ち上がると倒れそうになった。寝ていてもめまいが強く,吐き気があり,動けない状態になった。意識は清明。体温36.8℃。脈拍76/分,整。血圧140/84mmHg。難聴はなく,眼振を認める。眼球運動に異常を認めない。頭部単純CTで異常を認めない。
 この患者で見られる眼振はどれか。

正解
b
国試正答率
57%

Assessment
 意識状態清明,眼球運動正常,頭部CT異常なし,から中枢

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る