問題番号 : 103I43

26歳の女性。未経妊。過多月経を主訴に来院した。半年前から月経量は極めて多く,凝血塊の排出も自覚していた。1か月前の健康診断で著明な貧血を指摘された。身長158cm,体重48kg。尿所見:蛋白(-),糖(-)。血液所見:赤血球312万,Hb 6.8g/dL,Ht 24%,白血球5,800。子宮頸部細胞診はクラスⅡ,子宮内膜細胞診は陰性。腟鏡診では,外子宮口から突出する暗赤色の腫瘍を認める。内診で子宮は正常大で可動性良好。骨盤部単純MRIのT2強調矢状断像を別に示す。
 対応として適切なのはどれか。

正解
d
国試正答率
70%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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