問題番号 : 103G54

78歳の男性。寝たきりになることを心配した娘に伴われて来院した。3か月前に妻が急死し1人暮らしとなった。一日中テレビを見ており食事も不規則になった。お茶を飲むときに咳き込むことが増えた。最近つまずきやすくなり,杖を使うようになった。かかってきた電話には受け答えはできる。排泄は自力でできる。意識は清明。言葉は不明瞭で内容がわかりにくい。体温36.1℃。血圧138/90mmHg。皮膚はやや乾燥している。血液生化学所見:血糖88mg/dL,HbA1c4.0%,総蛋白6.1g/dL,アルブミン3.7g/dL。
 指導として誤っているのはどれか。

正解
e
国試正答率
91%

Assessment
①78歳の男性,1人暮らし ⇒ 今後介護が必要となる可能

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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