問題番号 : 103G53

30歳の男性。18歳時に統合失調症を発症し,過去に2回の入院歴がある。ここ数年は症状が安定し就労していたが29歳時に妄想が再燃し,3回目の入院となった。入院から6か月が経過し状態は安定し,日常生活も自立していることから,主治医は自宅への退院を考えている。患者は対人関係をうまくとることができないため,主治医は一般社会ですぐに働くのは困難と判断している。
 退院後,患者が利用するのに適切なのはどれか。2つ選べ

正解
b, c
国試正答率
58%

選択肢考察
(解答率:×a 17.1%,○b 82.9%,○c 72.4%,×

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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