問題番号 : 103G44

本問は,採点対象から除外された。

 1歳5か月の女児。保育所から心肺停止のため搬入された。3日前に感冒様症状で近医を受診し,抗ヒスタミン薬と鎮咳去痰薬とを処方されていた。保育所では当日の午前中は元気であったが,午後1時半に保育士が39℃台の発熱に気付き水分を摂取させ,父親が迎えに来るまで寝かせていた。午後4時に父親が迎えに来て患児を見たところ顔面蒼白に気付き,救急車を要請した。救急隊到着時には患児は心肺停止状態にあった。救急車内と病院とで蘇生を試みたが午後5時32分に死亡が確認された。気管挿管時に気管内に吐物は認めなかった。病院到着後に実施したインフルエンザ迅速検査でA型インフルエンザ抗原陽性であった。検視の結果,事件性はないと判断された。
 担当医が行うのはどれか。2つ選べ

正解
なし、または複数パターンの正解あり
国試正答率
0%


本問は,設問文が不十分であり,正解が得られないため,採点対象から除外された。


無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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