問題番号 : 103G42

69歳の男性。自宅のかもいにヒモをかけ首を吊っているのを午後6時半ころ帰宅した家族に発見された。家族はすぐにヒモを切断し,男性を仰向けに寝かせ,身体を揺り動かし呼びかけたが,身体は冷たく全く応答はなかった。診療所の医師に連絡したところ,午後7時に医師が到着し,死亡の確認後,死体の検案が行われた。直腸温34.0℃。室温22.0℃。顎,肩および股関節の硬直が軽度である。
 検案時の死斑の出現部位はどれか。

正解
d
国試正答率
38%

Assessment
①首を吊っているのを発見し,仰向けに寝かせた ⇒ 体位を

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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