問題番号 : 103G40

38歳の女性。3か月前に脳出血を発症し,右片麻痺と失語症とが残存した。救急病院で初期治療を受け,1か月後にリハビリテーション病院に転院した。2か月間のリハビリテーションによって,T字杖と短下肢装具とを用いて平地での歩行が可能となったが,階段昇降や入浴には介助を要する。会話の理解は良好で状況判断も適切だが,言語表出が困難である。会社勤めの40歳の夫と2人暮らしで,日中は1人になる。家屋は持ち家だが,屋内に段差が多く,トイレは和式である。
 退院準備として適切なのはどれか。2つ選べ

正解
a, c
国試正答率
72%

Assessment
①38歳の女性 ⇒ 若年者のため介護保険は利用できない

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る