問題番号 : 103E69

12歳の女児。口渇と倦怠感とを主訴に来院した。 2週前に咽頭痛があり,39℃台の発熱が2日続いた 1週前から口渇と倦怠感とが続いている。身長145cm,体重33kg。体温36.5℃。 呼吸数30/分。脈拍104/分,整。血圧108/74mmHg。 甲状腺の腫大は認めない。尿所見:蛋白(-), 糖3+,ケトン体3+。血液生化学所見: 空腹時血糖394mg/dL,HbA1c 7.2%,総蛋白6.8g/dL,クレアチニン0.8mg/dL,総コレステロール184mg/dL。
  治療方針の決定に有用なのはどれか。2つ選べ

正解
c, d
国試正答率
81%

補助線モードの解説:

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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