30歳の男性。会社員。独身。高度の呼吸困難,発熱および乾性咳嗽を主訴に来院した。3か月前から全身倦怠感と乾性咳嗽,2か月前から体動時の息切れ,2週前から発熱がみられ呼吸困難は高度となった。大学を卒業後2年間海外に留学した。意識は清明。身長178cm,体重56kg。体温38.2℃。呼吸数30/分。脈拍112/分,整。血圧114/60mmHg。チアノーゼを認める。血液所見:赤血球452万,Hb 12.8g/dL,Ht 40%,白血球8,200(桿状核好中球16%,分葉核好中球64%,好酸球6%,好塩基球2%,単球8%,リンパ球4%),血小板17万。免疫学所見:CRP 18 mg/dL,IgG 620mg/dL(基準960~1,960),β-D-グルカン280pg/mL(基準20以下)。胸部エックス線写真で両側びまん性に浸潤陰影を認める。
治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。