問題番号 : 103C22

3歳の女児。腹痛と嘔吐のため搬入された。5時間前に腹痛を訴え,無色透明な液を嘔吐した。その後次第に嘔吐が頻回となり,吐物は緑色となってきている。顔色は不良である。上腹部がやや膨満し,腸雑音は高調である。
 まず行うのはどれか。

正解
c
国試正答率
97%

Assessment
①腹痛と嘔吐,②緑色の吐物,③上腹部の膨満,④高調な腸雑

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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