本問は,103B53~55の連問の一部です。
64歳の男性。発熱と排尿困難とを主訴に来院した。
現病歴:2年前から夜間頻尿と尿線狭小とを自覚していたが,生活に支障がないため放置していた。5日前から風邪をひいていた。2日前から頻尿,排尿痛および排尿困難を認めた。昨晩から悪寒がある。
既往歴:特記すべきことはない。
現 症:意識は清明。身長160cm,体重62kg。体温38.9℃。脈拍104/分,整。血圧148/88mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。腹部超音波写真を別に示す。
診察でみられるのはどれか。