問題番号 : 103A55

33歳の初妊婦。妊娠34週。右側腹部の疝痛と肉眼的血尿とを主訴に来院した。意識は清明。身長163cm,体重66kg。脈拍96/分,整。血圧130/70mmHg。尿潜血3+。血液所見:赤血球377万,Hb 10.2g/dL,Ht 33%,白血球10,200,血小板23万。血液生化学所見:尿素窒素32mg/dL,クレアチニン1.2mg/dL,尿酸4.5mg/dL。腹部超音波検査で右水腎症を認め,腹部単純CTで右尿管下部に3mmの結石を疑う石灰化像を認める。
 対応として適切なのはどれか。2つ選べ

正解
a, b
国試正答率
32%

Assessment
①右側腹部の疝痛と肉眼的血尿,②尿潜血3+,③右水腎症,

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る