60歳の男性。体重増加を主訴に来院した。3か月前に下肢の浮腫に気付き,現在までに体重が5kg増加した。58歳ころから健康診断で肝機能の軽度異常,尿蛋白および血尿を指摘されていたが,自覚症状はなく放置していた。意識は清明。血圧142/90mmHg。下肢に紫斑と前脛骨部に圧痕を伴う浮腫とを認める。尿所見:蛋白4+,潜血1+,赤血球10~20/1視野,硝子円柱多数,顆粒円柱陽性,卵円形脂肪体陽性。血液生化学所見:総蛋白5.0g/dL,アルブミン2.4g/dL,尿素窒素30mg/dL,クレアチニン1.8mg/dL,総コレステロール260 mg/dL,総ビリルビン0.3mg/dL,直接ビリルビン0.2mg/dL,AST 45IU/L,ALT 58IU/L。腎生検PAS染色標本(A),PAM染色標本(B)及び抗C3抗体を用いた免疫染色標本(C)を別に示す。
考えられるのはどれか。3つ選べ。