63歳の男性。労作時呼吸困難を主訴に来院した。7月末から咳と呼吸困難とが出現するようになった。その後出張で約1か月自宅を離れた。その間症状は消失した。自宅に戻ったところ,咳と呼吸困難とが再度出現した。喫煙歴はない。意識は清明。身長163cm,体重60 kg。体温37.8℃。脈拍84/分,整。血圧132/78mmHg。心音に異常を認めない。呼吸音にfine cracklesを聴取する。腹部,四肢および神経系に異常を認めない。血液所見:赤血球439万,Hb 13.5g/dL,Ht 40%,白血球9,000。血液生化学所見:総蛋白7.1g/dL,アルブミン3.9 g/dL。動脈血ガス分析(room air):pH 7.43,PaO2 76Torr,PaCO2 37Torr,HCO3-25 mEq/L。胸部CT(A)と経気管支肺生検組織のH-E染色標本(B)とを別に示す。
最も考えられるのはどれか。