問題番号 : 102I80

60歳の男性。意識不明のため搬入された。1時間前,下水道の点検のため同僚とマンホールのふたを開けて内部を確認し,そのまま中に入った。同僚は通行人の誘導のためその場を離れ,20分後に戻ってみると本人の姿が見えず,間もなく下流で発見された。
 この種の事故防止のために,測定が義務付けられているのはどれか。

正解
a
国試正答率
93%

Assessment
 マンホール内の空気中に致死的な濃度(低または高)の気体

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る