問題番号 : 102I78

28歳の女性。B型肝炎の治療のために内科に入院した。入院当日に大声を出して興奮状態となったため精神科に転科となった。「盗聴され,監視されている」,「殺される」とおびえながら話す。以前,覚醒剤の乱用で同様の状態が発生したことがあるが,ここ2年間は覚醒剤を使用していなかった。今回の入院を契機に急激にこのような状態となった。意識は清明。
 最も考えられるのはどれか。

正解
e
国試正答率
94%

Assessment
①以前に覚醒剤の乱用の既往がある
②2年間覚醒剤は使用し

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る