28歳の男性。乾性咳,全身倦怠感および呼吸困難を主訴に来院した。2か月前から乾性咳と全身倦怠感とが出現し,1か月前から労作時に呼吸困難を感じるようになった。1週前に38.2℃の発熱があり呼吸困難が安静時でもみられるようになった。意識は清明。身長176cm,体重52kg。体温37.8℃。脈拍104/分,整。血圧104/64mmHg。顔面蒼白で口唇にチアノーゼを認める。血液所見:赤血球364万,Hb 10.4g/dL,白血球13,200(桿状核好中球7%,分葉核好中球78%,好酸球3%,好塩基球1%,単球8%,リンパ球3%),血小板26万。免疫学所見:CRP 6.8mg/dL,Tリンパ球CD4/CD8比0.2(基準0.6~2.9),β-D-グルカン26.0pg/mL(基準20以下),寒冷凝集素陰性。動脈血ガス分析(自発呼吸,room air):pH 7.42,PaO2 48Torr,PaCO2 32Torr。
呼吸困難の原因病原体として最も可能性の高いのはどれか。