問題番号 : 102I64

54歳の男性。全身の皮疹と倦怠感とを主訴に来院した。1か月前から顔面,体幹および四肢に紅斑が出現し,徐々に拡大し,全身倦怠感を伴ってきた。上眼瞼と四肢関節の背面とを中心に紅斑がみられる。膝部の写真(A)と同部の病理組織H-E染色標本(B)とを別に示す。
 第一選択の治療を開始する際,患者に伝えておくべき副作用はどれか。2つ選べ

正解
a, c
国試正答率
47%

画像診断
上画像参照。

 Aより関節伸側の落屑を伴う紅斑であることが示されて

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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