問題番号 : 102I60

19歳の女性。意識混濁のため搬入された。2か月前から体重減少に気付いていた。1年前の健康診断で異常はなかったが,2週前の健康診断の結果は空腹時血糖256mg/dLであった。今朝から意識がもうろうとしてきた。意識レベルはJCSⅡ-20。身長161cm,体重40 kg。呼吸数22/分。脈拍112/分,整。血圧122/88mmHg。
 身体所見で認められる可能性の高いのはどれか。

正解
e
国試正答率
96%

Assessment
①19歳 ⇒ 若年
②2か月前から体重減少,1年前の健康

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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