45歳の男性。四肢筋力低下を主訴に来院した。1か月前から両上下肢の筋力が低下した。5年前から高血圧を指摘されていたが放置していた。1年前から労作時に脈が乱れることに気付いていた。意識は清明。身長176cm,体重82kg。体温36.4℃。脈拍84/分,不整。血圧172/104mmHg。収縮期駆出性雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。肝・脾を触知しない。尿所見:蛋白2+,糖1+。血液所見:赤血球420万,Hb 16.0g/dL,Ht 46%,白血球5,200,血小板32万。血液生化学所見:空腹時血糖122mg/dL,HbA1c 6.1%(基準4.3~5.8),総蛋白7.2g/dL,アルブミン5.1g/dL,尿素窒素18.0mg/dL,クレアチニン1.1mg/dL,尿酸8.5mg/dL,総コレステロール252mg/dL,トリグリセライド182mg/dL,総ビリルビン0.8mg/dL,AST 32IU/L,ALT 22IU/L,Na 145mEq/L,K 3.1mEq/L,Cl 104mEq/L,Ca 9.0mg/dL,P 3.0mg/dL,TSH 3.0μU/mL(基準0.2~4.0),ACTH 32pg/mL(基準7~60),FT3 3.5pg/mL(基準2.5~4.5),FT4 1.8ng/dL(基準0.8~2.2),コルチゾール10.1μg/dL(基準5.2~12.6),アルドステロン16ng/dL(基準5~10),血漿レニン活性〈PRA〉0.3ng/mL/時間(基準1.2~2.5)。腹部単純CTで右副腎に径1cmの腫瘤性病変を認める。
診断に必要な検査はどれか。