問題番号 : 102I51

10歳の男児。異常な発作を何度か起こしたため母親に伴われて来院した。数か月前から,急に視線が固定し口をもぐもぐと動かし,無目的に服のボタンをまさぐったり,部屋の中を歩き回ったりする発作が数回起こっている。しばらくすると回復するが,発作のことは全く覚えていない。神経学的所見に異常を認めない。
 診断はどれか。

正解
c
国試正答率
89%

Assessment
①数か月前から,異常な発作が数回起こっている。回復するが

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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