問題番号 : 102G58

21歳の女性。単身生活をして大学に通っていたが,「皆が自分の噂をする」,「学校全体がグルになって意地悪する」などと言って,1年前に実家に帰ってきた。その後,近所の人が自分の悪口を言うと訴え,独り言が目立つようになったため,両親に伴われ半年前に来院した。外来での薬物療法によって,独り言はすっかりなくなり,近所の人のことも気にしなくなった。しかし,だんだん生活がルーズになり,明け方まで起きて昼まで寝ていることが多くなった。両親は復学を期待しているが,本人はその気になれない。体重増加と朝起床しにくいのは,薬の副作用ではないかと気にしている。
 方針として最も適切なのはどれか。

正解
c
国試正答率
95%

Assessment
①21歳の女性 ⇒ 青年期発症
②1年前に帰省,半年前に

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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